季節と暦 七十二候 半夏生 はんげしょう

ごきげんよう

今日は七十二候 半夏生  はんげしょう

半夏 烏柄杓(からすびしゃく)という薬草が生える頃。

この時期に降る雨を 半夏雨 又は半夏水
といい大雨になることが多い。


農家ではこの日までに田植えを済ませ、どんなに天候不順な年でも
この後は田植をしないという習慣がありました。

ちゅう(夏至)は外せ ハンゲ(半夏生)は待つな

という言葉も伝えられています。


またこの時期は 天から毒が降ってくる とか、
地面が隠独を含んで毒草が生える 等という言い伝えがあり、
この時期に筍 わらびなどを食べる事や種をまく事を忌む風習があり
毒気の雨が降って井戸に入るので井戸にも蓋をした、といいます。

半夏生に何故毒?

半夏生のもう一つの由来 半夏 片白草に毒があるから、
といわれています

半夏生とたこ

主に関西で、半夏生のきゅう蛸を食べる風習があります
昔京都に住んでいた時はスーパーで山盛りのタコをよくみました。


半夏生に蛸を食べるのは、田植えした稲が、タコ足のように
しっかりと大地に根をはるようき願掛けして食べたことによります

他にも 半夏生には うどん、さば、小麦餅、、等あります


ハンゲ という妖怪が出る といわれている地方めあります。

この時期は田植えを済ませ、収穫した小麦でもちやうどんを食べて
家で体を休める時期  であったようです。